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2人の経営者。「変化」に対する異なる考え方

時代の変化と共にビジネスのあり方も変わるのは必然です。

その変化に対応しながら進化できる会社が生き残っているのは今も昔も同じ。

例えば、BROTHERという会社は良い例です。

以前にカンブリア宮殿で紹介されていましたが、創業期はミシンの製造からはじまり、今ではプリンター事業、通信カラオケ事業など時代と共に事業が大きく変化しています。

 

話は変わりますが最近2人の経営者にお話をお伺いする機会があり、「変化」と一言で言ってもいろんな変化の考え方があることに気付かされました。

2人とも事業としては同じ土俵で、競合に近い関係の会社です。

さらに言えば、数年前までは両社とも違う事業を事業ドメインとしており、ここ最近新規事業として展開し急成長お果たしています。

前述の「変化」を実行している2社です。

しかしながら、両社とも同じ過程を経て同じ土俵に辿りついたかというとそうではなく、

1社は上場企業で以前の事業ではこれ以上の成長は見込めず、他の新規事業をしなければ成長性がなかったため事業を変えたとおっしゃいます。

もう1社は数億の利益を出しながらも、目標としている1000億の売上を以前の事業では達成できそうもないと思った瞬間に事業を売却し事業を変えたとおっしゃいます。

両社とも急成長企業であるのに変わりありませんが、こうも「変化」に対しての捉え方と歩み方が違うのかというのには驚きました。

 

どちらが良いか悪いかということではなく、「変化」にもいろんな視点があるということです。

今の現状から脱却するためも良し、目標を達成するためも良し。

少なからず前進するための「変化」という選択は悪い決断ではなさそうです。

 

何かを変えなければ何も変わらない。

何かを変えたければ今を変えなければいけない。

 

よく先人たちの言葉で似たようなメッセージを見かけますが、この言葉は個人にも言えます。

 

相手を変えたければ、自分が変われ。

自分が変われば、相手も変わる。

 

言うことを聞かない。思い通りにいかないとき、相手や環境のせいにしていないでしょうか?

人を変えようが環境を変えようが、自分が変わらない限り永遠にその境遇からは逃げられません。

 

2人の経営者の思考を借りるのであれば、きっとこう考えるでしょう。

 

・今の自分に満足か?満足でないなら新たな自分を探そう

・なりたい自分になれているか?なれていないなら新たな自分を探そう

 

ちなみに1000億円を3年でやると豪語しているのは24歳の経営者です。

彼自身も相当変化したからこそ、確信を持って豪語できるぐらいの自分になれたのでしょう。

 

さぁ、改めて自分に問い正してみよう。

今の自分に満足か?

なりたい自分になれているか?



これからの働き方について大事なこと

仕事とは本質的に楽しくないものだ。

その考えで通じたのは効率化された単純作業で成り立った時代における思考だ。

昔はそれでも良かった。

つまらない仕事でも高度成長の波に乗って誰もが皆、多くの収入を得ることができたからだ。

 

しかし今の時代ではその思考は通じなくなってきている。

 

単純作業はすでにオフショアにアウトソーシングされ仕事自体なくなってきている。

もし未だにこの感覚で仕事をしているとしたら、オフショアの安い賃金の国や、人の脳より優秀なハード&ソフトウェアと競争しなければならない。

少し考えてみよう。その単純作業において、

お腹をすかせた貪欲なオフショアの人たちより費用対効果の高い価値を生める自信があるだろうか。

脳みそを4つも持ったクアッドコアのPCより速い計算ができる自信があるだろうか。

 

これらは現実だ。

まだ日本は「日本語」という壁に守られているが、遅かれ早かれ単純作業(ルーチンワーク)では贅沢な飯は食っていけないのは間違いない。

守られているという表現より「鎖国」されていると言ったほうが正しいかもしれない。

だからこそ、鎖国が解かれた瞬間に焦らぬよう準備周到を期して今から自分自身の位置づけを見つめなおさなければならないと感じる。

 

もし今、仕事がつまらない。と嘆いているとしたら危険だと感じたほうが良い。

日本の人口が減っていくことは紛れも無い事実であり、それを補うためにさらに外国人を受け入れざるえない状況。

日本の鎖国が解かれるのは時間の問題だ。

いくら嫌だといっても日本は強制的にグローバライゼーションの波に呑まれる。

 

だからこそ、思考のフレームワークを一新しなければならない。

先進国が直面している問題は未だ昔のままの思考フレームワークで仕事をしようとしていることだ。

効率性、インセンティブ、組織化。

 

これらは合理的だ。

だから誰も疑わない。

 

しかし人間がそもそも合理的でないのにこれらを当てはめようとするのは不合理の何者でもない。

 

飴と鞭で合理的に働かせようとしても限界がある。

もしそうだとしたら今あるオープンソースの時代が訪れることはなかったはずだ。

このブログもオープンソース(Wordpress)。

今見ているブラウザもオープンソース(Firefox)。

しらべものはもっぱらWikipedia。

 

上記に効率性、インセンティブ、組織化のキーワードが当てはまるとは思えない。

これらに置き換わるキーワードとして、創造性、モチベーション、フラット化だろう。

 

今の時代における仕事とは本質的に楽しいものだ。

でなければ、明日は開けない。

 

2012年が明けた。

自分自身迷いをなくし邁進できるように、働き方について本気で考えていく年にしたい。



できる人の必須条件!逆説思考と逆説対応力

逆説主張

でも、しかし・・・などの逆接を頻繁に使う人がいます。

何かを主張するとすかさず、しかし・・・・と発言してくる人。

主張している人にとっては否定されているようでどこかいい気はしないものです。

さて、この逆説を言われたときどのような反応をしますか?

逆説に対しての反応次第で、自分の人間力やマネジメント力、洞察力などのレベルが高いか低いか、ある程度判断することができます。

そして、逆説をうまく取り込めるようになれば、きっと違った視野で新しい思考が働き始めることでしょう。

逆説とは否定ではなく、異なる論理と考え方であり、選択肢です。

逆説を言う人が悪いのではなく、逆説を受け入れられない自分の能力が低いことに気付かなければいけません。

まずは逆説の本質を見抜けるようになりましょう。

 

逆説には2種類ある

自己的主張と、論理的主張。この2つに分類できます。

この分類は極めて重要。なぜなら聴くべき主張と聴いてはならない主張とか存在するからです。

例を挙げてみましょう。

カタログデザインを3人で協議しているシチュエーション。

A:このカタログデザインで今回は行こうと思うんだけどどうだろう?

B:う~ん、悪くはないんだけど、この色彩はどうかと思う。目的は分かりやすい表紙にすることだから、極力派手さは抑えるべきだと思う。

C:でも私は派手でかわいいのが好きだからもっとピンクを強くしたいな。

さて、自分がAだとして、逆説を唱えるBの意見とCの意見、どちらに耳を傾けるべきでしょうか。

言うまでもなく、Bの意見ですね。Bが論理的主張で、Cが自己的主張になります。

自己的主張は言い換えると感覚的主張とも言えます。

もし逆説を唱えるのであれば、感覚値で主張してはいけません。

それは相手の感性を否定し、自分の感性を押し付けようとする行為に他ならないからです。

Bの主張は、理にかなっています。

目的(分かりやすい表紙)に対しての論理的視点で指摘しているため、ひとつの選択肢として考えられます。

このように逆説にも種類があることを知った上で、見極められなければすべて否定にしか聴こえなくなってしまいます。

逆説の本質は新たな選択肢と視野を与えてくれることです。

 

自分が逆説を言うときのコツ

逆説は一歩間違えると否定・批判に聴こえてしまいます。

相手に受け入れられるほどの人間力やゆとりがない場合はとくにその傾向が高くなります。

逆説は大切なのだけれど、それを相手に受け止めさせるためにはコツがあります。

これができる人ほど、信頼され、一目置かれる存在となります。

  • すべて聞いてから主張する
    ほとんどの人がこれさえできないでいると思います。相手のことを完全に受け入れてもいないのに主張することは行列に並んでいるところに割り込みされたような感覚を覚えます。割り込みはモラルに欠けた紳士のやるべき手段ではありません。
  • でも、しかしの逆接をIF(もし)に換える
    でも、しかしなどの逆接を生理的に受け付けない人が往々にしています。とくに上司や経営者にはこの傾向が強いと思います。意見言う前にやれ!というような具合です。
    これは致し方ないことで実行力があってこそ会社が動いていくわけなので、経営者や上司はそういう感覚が根っこにあるものです。なので、IFを使って、否定せずに選択肢の幅を与えるようなアイディアを与えるようにしてはどうでしょうか。
  • 肯定から入る
    否定しないのは当然ですが、肯定することも当然であると考えます。肯定することは受け入れることであり、理解することであるため、その上で意見を言えば相手も同様のスタンスで聞いてもらえます。

できる営業マンはこのあたりをきっと押さえているはずです。身近にそういう人がいるのであれば言動に注意を払って聞いてみてください。自然と上記3点は実行していると思います。

 

逆説から本質を見抜く

逆説の大切さは理解いただけたと思いますが、逆説をどう取り入れていけばいいのかは、また別の話。

繰り返しになりますが逆説とは、新しい選択肢と視野です。

否定でも何でもありません。だからこそ、それらを取り込むことができれば、自分自身の新たな選択肢と視野が生まれ、洗練されていくのです。

それでは逆説の本質を見抜くための質問を教えます。

  • 意見ありますか?を辞める
    意見ありますか?と聞いたところでまともな意見を言える人は少ないです。まずは意見を言いやすい質問に変えましょう。具体的には、限りなくポイントを絞った質問にしてみると良いかと思います。
    例えば、「このデザインのこの色はどう思う?」といった具合です。
    ポイントが絞られると思考が働き出します。何事も制約があるほうがクリエイティビティは刺激されるものです。リンゴを書けといわれて書くリンゴは誰しも何の変哲もない絵になりますが、暗い部屋の机の上にあるリンゴを書けと言わると各々に個性のあるリンゴの絵が出来上がるのと同じ思考でしょう。
  • イメージを膨らませる
    「例えば」という言葉を使うと、色んなイメージが飛び交います。色んなシチュエーションを想定してイメージしていくことでリアリティの増したアイディアや意見が出てくるようになります。
  • 考える視点を考えさせる
    多くの人は考え方、思考の仕方を知らないものです。何事にも本質があるわけで、その視点を軸に考えることは思考の原理原則です。
    なので、どういう視点で考えるかもその場で先に討議すると良いかもしれません。
    最も手っ取り早いのは目的目標を明示してそれを軸に考えさせることが出だしとしてはいいかもしれません。

逆説の思考について話してきましたが、逆説の言い方や受け入れ方でその人の人間力やマネジメント力がなんとなく分かります。

自分自身の逆説は2種類のうちどちらか。

相手の逆説を適切に本質まで持っていけているか。

逆説を選択肢として活かせているか。

逆説の対応能力で人の見方も、自分の能力も、視野も大きく変わってきます。

経営者なんかは当たり前のようにこの感覚値のもとで人を見ますから、見透かされないようにうまく逆説対応力を磨きましょう。