どんぐりの背くらべをやめれば、すべてうまくいく!

あれもこれもと身につけることが格好良さを増すための手段だと勘違いしてしまいがちですが、本物は着飾りません。

それはファッションにおいてもそうだし、商品やサービスにおいても同じです。

ガラケーと呼ばれる日本独自の携帯電話は過剰性能・高価格であり、世界的に受け入れられなかった典型例。

ポータルサイトはいろんな情報がありますが、そのほとんどは取るに足らないゴミ情報ばかり。

服屋の店員は色んなコーディネートを提案してきます。欲しい商品はただ一つのこの商品だというのに。

余計に付け足す。

これは、本来あるべき目的を曇らせることに他なりません。

なぜiPhoneはボタンをなくしたのでしょうか。

なぜGoogleの検索エンジンは検索窓だけなのでしょうか。

なぜオンラインストアが伸びているのでしょうか。

これらの答えはシンプルです。

すべてが本質的な目的を達成させるための手段として紐付いているからです。

ほとんどサービスや製品は競合を意識しすぎるがあまり、競合よりも少し機能を付けたしたり着飾る努力ばかりします。

本来目的に置くべきは競合でも他人でもなく、目的自体が何なのかを問うことです。

目的がない製品やサービスに魅力はほとんどありません。

 

下手な営業マンは1から10までのサービス説明をします。

偉大な営業マンはその人が潜在的に求めているサービスの最も興味を持つ部分だけを力説します。

求められているものに対して、and・・・or・・・and・・・・と繰り返すのではなく、Just one. Only one.で良いんです。

 

 

どんなにどんぐりの背比べをしたところで、ドングリはいつまで経ってもドングリでしかありません。

また、どんぐりを100個集めたとしてもそこに価値はありません。

どんぐりを食べる習慣も、使う習慣もないのですから当然です。

その人や市場が求めてないものに対して、数を集めようが、何をしようが、どんぐりがどんぐりでしかなければ、それ以上に何をやっても意味はないのです。

 

唯一方法があるとしたら、どんぐりをどんぐりでなくさせることです。

韓国のサムスンやLGがテレビ市場を席巻したのは機能がダントツに良かったかはではありません。SONYやSHARP、東芝など日本の企業も機能としてはほぼ互角です。

価格が劇的に安かったからでもありません。

では何が違ったのでしょうか。

サムスンとLGは、デザインという要素をテレビに加え、テレビをインテリアに置き換えたからです。

どんぐりが単なるどんぐりでなく、インテリアになればそこに価値が付加されます。

 

目的が何なのか、そこの軸をまず定義することがどんぐりの背比べから抜け出すポイントになるでしょう。


陳腐化したマーケティングとマインドコントロール

マーケティングの基本のひとつとして、感情や心理に訴えかける手法がある。

企業も個人 においてもマーケティングは当たり前になり、誰もがマインドコントロールをし、誰もがマインドコントロールをされている。

日常的に何とも歪んだ駆け引きが氾濫している。

 

ここまで当たり前になると、すべてが胡散臭く聞こえてくるし、陳腐化してくる。

情報がなかった時代であれば通用したかもしれないが今の時代で下手なマーケティングやマインドコントロールは逆効果だ。

例えば居酒屋やコンビニのトイレに入ると必ずといっていい程、貼り紙が目に付く。

そこには、こう書かれている。

いつもきれいにご使用頂きありがとうございます。

これは、人間の良心に訴えかけて「キレイに使えよ。汚すなよ。」と間接的に訴えかけたものだ。

あまりに画一的なマーケティングやマインドコントロールが拡がるとものすごく陳腐に見える。

 

トイレで貼り紙を見る度にこう思う。建前より先にさっさと掃除しろって。

見せかけの「ありがとうございます。」なんていうのは何の価値もなく、本音が見えてしまう画一的な訴えかけはあまりに陳腐極まりない。

 

トイレに貼り紙を貼るぐらいなら、トイレ掃除当番表を名前付きで張り出した方がいい。人の顔つきならなお良い。

人が掃除している姿を想像できれば良心が働く。

 

もし、マインドコントロールをしたいのであれば誰にも気付かれてはいけない。

コモディティ化したマーケティングはもはや逆効果だ。

 

ランキングという手法も一種のマインドコントロールだ。

ファミレスなんかで人気ランキング一位と言われるとついそれをチョイスしてしまう経験はあるだろう。

これをマーケティング視点で捉えるとどうなるか?

ランキングというのは、人気ランキングでなく、低原価ランキングである場合が多い。

売り手は当然利益率の良い商品を売りたいので抵原価のものを一位にする。

 

気付かれてないうちはマーケティングと言えるが本音がばれた瞬間に逆効果になる。

小手先で使うぐらいなら辞めておこう。

 

これらに共通して言えるのは、マーケティング以前に誰(Who)が何故(Why)を打ち出すべきだということ。

ランキングも誰(Who)のおすすめなのか?何故(Why)おすすめなのか?を明示しよう。

建前と本音が見え隠れすると顧客は離れるし、心を開こうとしない。

 

トイレ掃除も誰が何故しているのかをお客様に伝えたら良い。

「お客様に最高の居心地を提供するために、私たちはトイレ掃除を一生懸命にしています。 -スタッフ一同-」

私であれば、感心させられるとともにキレイ使おうと思う。

 

もう一つ面白い事例を紹介しよう。Appleと他のPC会社の商品紹介の違いだ。

他のPC会社は新商品をこうプレゼンをする。

我々のコンピューターは素晴らしく、洗練されたデザインで簡単に使え、ユーザーフレンドリー。ひとついかがですか?

 

それに対してAppleはこんなプレゼンをする。

我々のすることはすべて、世界を変えるという信念で行なっています。違う考え方に価値があると信じています。私達が世界を変える手段は美しくデザインされ、簡単に使え、ユーザーフレンドリーな製品です。こうして素晴らしいコンピューターが出来ました。ひとついかがですか?

引用元:サイモン・シネック(Whyから始めよ!)

マーケティングが一般化したからこそ、あえて高度にしたり複雑にするのではなく、

あえてシンプルに「Who & Why」を念頭に置いてからマーケティング活動をすべきだ。


恐怖 < 好奇心 = 進化

人間の進化は面白い。

火と言語を手にした時から大きな進歩が始まったと言われている。

特に着目したいのは火の使用だ。

何故火を手にしたのか。

他の動物が怖がり避けるものへ近づいたこと。

もしそこの思考に進化のヒントがあるのであれば、現代においても既成概念に囚われないことと好奇心にこそ大きな進化をもたらす答えがあるに違いない。

 

教育の過程では記憶力中心のことを学んだと思う。

記憶力は確かに重要だ。

営業力が強い会社の経営者や役員は記憶力が長けていていつも驚かされる。

しかし、記憶力が人類の進化をもたらして来たとは思えない。

もしそうだとしたらこの世の中は、チンパンジー中心の世界になっていなくてはおかしい。

人類が火を手にしたように、今何を手にすれば良いのだろうか。

ひとつ言えるのは誰もが避ける先にきっと新たな進化があるということ。

ジョブズは既成概念に囚われない重要性を説いてくれた。

常に疑問を持とう。今の自分に今の世界に。

そして知ろう。新たな進化は自分の中の恐怖の中にあることを 。