ベンチャー企業で新卒社員(部下)を育てるということ。
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うちの会社に新卒が入社するようになったのはここ数年の話。
入社といっても年に1人、今年は2人の採用。
50人そこそこのベンチャー企業では育てるプランも仕組みも環境もありません。
そんな環境の中、入社した新卒は大抵自分のところに配属されます。
教育どころじゃないぐらいに忙しさにかまけてテンパッている自分を見ている社内メンバーにはよく心配されます。
放置されてるように見えるけど、大丈夫か?
新卒がかわいそうじゃないか?
このままじゃ新卒がダメになるんじゃないか?
自分のやり方は傍から見ると放置しているように見えるようです。
そもそも自分は手とり足とり教えることをしないですし、傍から見たら放置に見えてもしょうがありません。
今までに自分が直接面倒を見た新卒は2人、今3人目を面倒見てます。
先に入った2人は自分のところから離れ、会社の頭脳であるマーケティングチームを担ってます。
しかも一人はチームリーダー。
たかだか1、2年で新卒はいまや会社の中枢です。
社内メンバーからは放置しているように見えるのに、なぜ会社の中枢になるようなメンバーを創出できたのでしょうか?
新卒が優秀だったから?育て方がうまかったから?
きっと答えは両方YesでありNoです。
どんな優秀だったとしても、東大卒のニートだっています。どんな育て方がうまくても、誰でも東大にいけるわけではありません。
大事なのは手とり足とり育てようとすることではなく、育とうとする意欲を引き出してあげることです。
大手のようにしっかりした教育プログラムがあるわけではないのですから、大手に勝つために大手に劣る教え方をしたって意味はないと思います。
教えられないのであれば、自ら学ぶきっかけや環境を与えることが成長への第一歩です。
とはいえ、ルール無しに単純に頑張れ!学べ!なんて言ったところで何も進歩しません。
ある程度、自分の中での育て方のルールというかポイントはもちろん持ってますので、
少ない経験で言えた立場ではありませんが、経験の中で確かに感触をつかんだ新卒社員の育て方をアウトプットしてみます。
少なくとも2ヶ月はよく観てよく聴くこと
相手の特徴を知らずして、教えるなんてことはおこがましいことです。
個性を育てる社会を目指しているのに、誰に対しても共通の教え方で、共通の教科書で教えるのは義務教育までで十分でしょう。
一切のマニュアルやロジック、経験など無視して、とにかくその人の行動、癖、口調、能力、良いところ、悪いところを見ます。
そのためにも、業務は固定せず、何でもトライさせてあげることが肝心です。
一旦相手のことを相手以上に知れたら、教えるべきことは必然的に見えてくるはずです。
失敗しない方法を教えるよりも、成功するイメージを与える。
あれもこれもやってはいけない。こんな教え方では、リスク回避の術しか学ばくなります。
こんな夢のない話を希望をいだいて入社してきた若きホープに教えるなんて、目隠ししてディズニーランドに来たようなものです。
夢を見ようとしている人には大いに夢を見させてあげていいんじゃないでしょうか。
「これはやってはダメだよ。」ではなく、「これをこうするともっと良くならないか?」
こんな言い方をしたらきっと良くなるイメージを部下も想像してくれることでしょう。
君は俺のコピーじゃない。
自分の右腕になってもらうことは大いに結構なことです。
しかし自分にないパーツを持つようになることはさらに素晴らしいことです。
何が言いたいかというと、右腕は自分の業務を軽減できますが、会社に進化はもたらしません。
これでHappyになるのは私だけです。
それよりも自分より優れる何かを見出させて、自分とは違った個性を発揮させることが会社にとっての財産になります。
教えるのではなく教えてもらう。
何でも教えたがるのは傲慢すぎるでしょう。教えたものなんて明日には忘れていることのほうが多いです。
教えても忘れるぐらいなら教えてもらうようにしたらどうでしょう?
「教える」ということは「できる」と同義です。
できないことを教える先生なんていないわけですから教えることができればその時点で、習得しているはずです。
自分の成長に責任を持たせる
自分の成長を他人や環境のせいにする人がいます。確かに外的要因は大いに影響します。
しかし、それでも社会に言い訳は通用しません。
ではどうしたら自分自身の成長に責任を持たせられるでしょうか。
私の答えは、私自身が相手の成長に責任を持つ。ということす。
必ず、約束することがあります。
「半年後には君をこの会社の主役にするよ。」
これが自分なりの責任の持ち方と決意表明です。
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社会は常に変化します。環境もあっという間に変貌します。
そんなスピード感の中で、変われない人材は時代に置いていかれるだけです。
決して流行りに乗れということではありません。
信念や情熱をぶらさず、自ら新しいことを切り開く変化が必要だということです。
変化を人からさせられる人材ではなく、自ら変化をしていく人材になってもらえたら、もう教えられることは何一つありませんから。
それと最後に、社会を知らない新卒部下を育てるということは、今後の人生を左右するとても大事な責務です。
万が一新卒部下を成長させられなかったとしたら、新卒部下が無能なのではなく、上司が無責任なだけです。
これは法律上ではなにも罰せられませんが、人罪だと思います。
そういう心構えで新卒部下と対等しなければ、新卒採用自体をやるべきではありません。
育てる立場とは、生半可な心構えと意思でできるようなことではなく、覚悟を必要とする責務であると心得えるべきです。
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