部下育成指導?育てるという感覚では部下は絶対成長しない
型にはまった教え方をすることが好きなのは日本人らしいですね。
右向け右、左向け左、何でも実直にこなせる人ほど出世できる腐敗した世の仕組みからの流れでしょうか。
これはもはや昔の考え方。一人の脳を使って多くの人が手足となって動く、一脳多腕と言った感じです。
今の時代には多脳無腕なんて考えはどうでしょう。
教育という言葉は、教えて育てるという意味です。
教えて育てると言うことは、自分が知っていることしか教えられず、限界があります。
結局この考え方では、自分を越えるような人材は輩出できず、良くて自分の右腕と言ったところでしょう。
英語では「Education」。日本語で教育と訳されますが、本来の意味合いは異なります。
ラテン語の「エドゥーコー」に由来し、 元来“外に引き出す”という意味が語源です。
育てる上で必要なことは能力を引き出してあげること。可能性を見出してあげることだと思います。
そのために必要なことは何か?それはたった一つ。
「コミュニケーション」です。
え?当たり前でしょ。と思われるかもしれませんが、前述の“外に引き出す”ためのコミュニケーションです。
単に雑談することではなく、意思疎通することです。
自分のチームは11人いますが、本当の意味で育てようと思うと、3ヶ月~半年かかります。
しかも一度に見れる人数は2人が自分のキャパでは限界です。
それは自分の席の脇に二人しか置けないからです。
人の能力を見極めて引き出そうと思ったとき、そこには絶対的にコミュニケーションが不可欠です。
それには密接に、常にその人のことを考えて、その人と話して、その人と考えなければなりません。
育てるという感覚ではなく、引き出すという視点を持ち、コミュニケーションをとることが第一歩。
では、そのコミュニケーションとはどういったものなのか。
- 考えることを与える
- 考えさせる
- 考えたことを外に出させる
この3つの繰り返しを行ないます。
例えば、ちょっとしたことでも、「○○君はどう思う?」ということを常々言うだけでも、考えることを与えられます。
相手の主張を聞くと、その人の考え方や癖、性格まで見極められます。
感覚で言う人、ロジックで言う人、胡散臭い人・・・。
最初は大した意見を言えなかったとしても、何度も繰り返したり、ディスカッションしていく上で質が向上し、
3ヵ月後には立派な意見や主張が言えるようになります。
これは一例ですが、能力を引き出すと言うことは教えることではなく、発見してあげること、気付かせてあげること、自信を与えることだと思います。
自分の部署は3ヶ月に1回程度、席替えをしますが、自分の席の近くに着かせた部下を遠くの席に配置するときは、
その人の能力を引き出せたと判断sたときです。
能力があると自覚をし、自信を纏えた人は自分の脳の一端を担えます。
その人がまた自分と同じように人の能力を引き出し、連鎖していけば、いろんな個性を持った脳(考え方)が生まれます。
この考え方が最初に提示した「多脳無腕」。
一脳多腕ではトップが欠けてしまうと何も動けなくなりますが、多脳無腕であれば、もし自分が倒れたとしてもなんら支障がないようにできます。
まだそこまでは自分自身も至ってませんが、少なからず自分の手元から巣立った有能な人材が既に何人かいます。
ねずみ講の如く、たくさんの個性ある考え方(脳)が生まれれば、どんなにラクになることか。。。
部下育成指導なんていう考え方は今すぐ捨てて、密なコミュニケーションから能力を引き出す考え方にシフトしなければ、今後の人材競争には勝てないどころか生き残っていけないのでは?
▼合わせて読みたい関連記事
