アーカイブ : 2010年 12月

できる人の必須条件!逆説思考と逆説対応力

逆説主張

でも、しかし・・・などの逆接を頻繁に使う人がいます。

何かを主張するとすかさず、しかし・・・・と発言してくる人。

主張している人にとっては否定されているようでどこかいい気はしないものです。

さて、この逆説を言われたときどのような反応をしますか?

逆説に対しての反応次第で、自分の人間力やマネジメント力、洞察力などのレベルが高いか低いか、ある程度判断することができます。

そして、逆説をうまく取り込めるようになれば、きっと違った視野で新しい思考が働き始めることでしょう。

逆説とは否定ではなく、異なる論理と考え方であり、選択肢です。

逆説を言う人が悪いのではなく、逆説を受け入れられない自分の能力が低いことに気付かなければいけません。

まずは逆説の本質を見抜けるようになりましょう。

 

逆説には2種類ある

自己的主張と、論理的主張。この2つに分類できます。

この分類は極めて重要。なぜなら聴くべき主張と聴いてはならない主張とか存在するからです。

例を挙げてみましょう。

カタログデザインを3人で協議しているシチュエーション。

A:このカタログデザインで今回は行こうと思うんだけどどうだろう?

B:う~ん、悪くはないんだけど、この色彩はどうかと思う。目的は分かりやすい表紙にすることだから、極力派手さは抑えるべきだと思う。

C:でも私は派手でかわいいのが好きだからもっとピンクを強くしたいな。

さて、自分がAだとして、逆説を唱えるBの意見とCの意見、どちらに耳を傾けるべきでしょうか。

言うまでもなく、Bの意見ですね。Bが論理的主張で、Cが自己的主張になります。

自己的主張は言い換えると感覚的主張とも言えます。

もし逆説を唱えるのであれば、感覚値で主張してはいけません。

それは相手の感性を否定し、自分の感性を押し付けようとする行為に他ならないからです。

Bの主張は、理にかなっています。

目的(分かりやすい表紙)に対しての論理的視点で指摘しているため、ひとつの選択肢として考えられます。

このように逆説にも種類があることを知った上で、見極められなければすべて否定にしか聴こえなくなってしまいます。

逆説の本質は新たな選択肢と視野を与えてくれることです。

 

自分が逆説を言うときのコツ

逆説は一歩間違えると否定・批判に聴こえてしまいます。

相手に受け入れられるほどの人間力やゆとりがない場合はとくにその傾向が高くなります。

逆説は大切なのだけれど、それを相手に受け止めさせるためにはコツがあります。

これができる人ほど、信頼され、一目置かれる存在となります。

  • すべて聞いてから主張する
    ほとんどの人がこれさえできないでいると思います。相手のことを完全に受け入れてもいないのに主張することは行列に並んでいるところに割り込みされたような感覚を覚えます。割り込みはモラルに欠けた紳士のやるべき手段ではありません。
  • でも、しかしの逆接をIF(もし)に換える
    でも、しかしなどの逆接を生理的に受け付けない人が往々にしています。とくに上司や経営者にはこの傾向が強いと思います。意見言う前にやれ!というような具合です。
    これは致し方ないことで実行力があってこそ会社が動いていくわけなので、経営者や上司はそういう感覚が根っこにあるものです。なので、IFを使って、否定せずに選択肢の幅を与えるようなアイディアを与えるようにしてはどうでしょうか。
  • 肯定から入る
    否定しないのは当然ですが、肯定することも当然であると考えます。肯定することは受け入れることであり、理解することであるため、その上で意見を言えば相手も同様のスタンスで聞いてもらえます。

できる営業マンはこのあたりをきっと押さえているはずです。身近にそういう人がいるのであれば言動に注意を払って聞いてみてください。自然と上記3点は実行していると思います。

 

逆説から本質を見抜く

逆説の大切さは理解いただけたと思いますが、逆説をどう取り入れていけばいいのかは、また別の話。

繰り返しになりますが逆説とは、新しい選択肢と視野です。

否定でも何でもありません。だからこそ、それらを取り込むことができれば、自分自身の新たな選択肢と視野が生まれ、洗練されていくのです。

それでは逆説の本質を見抜くための質問を教えます。

  • 意見ありますか?を辞める
    意見ありますか?と聞いたところでまともな意見を言える人は少ないです。まずは意見を言いやすい質問に変えましょう。具体的には、限りなくポイントを絞った質問にしてみると良いかと思います。
    例えば、「このデザインのこの色はどう思う?」といった具合です。
    ポイントが絞られると思考が働き出します。何事も制約があるほうがクリエイティビティは刺激されるものです。リンゴを書けといわれて書くリンゴは誰しも何の変哲もない絵になりますが、暗い部屋の机の上にあるリンゴを書けと言わると各々に個性のあるリンゴの絵が出来上がるのと同じ思考でしょう。
  • イメージを膨らませる
    「例えば」という言葉を使うと、色んなイメージが飛び交います。色んなシチュエーションを想定してイメージしていくことでリアリティの増したアイディアや意見が出てくるようになります。
  • 考える視点を考えさせる
    多くの人は考え方、思考の仕方を知らないものです。何事にも本質があるわけで、その視点を軸に考えることは思考の原理原則です。
    なので、どういう視点で考えるかもその場で先に討議すると良いかもしれません。
    最も手っ取り早いのは目的目標を明示してそれを軸に考えさせることが出だしとしてはいいかもしれません。

逆説の思考について話してきましたが、逆説の言い方や受け入れ方でその人の人間力やマネジメント力がなんとなく分かります。

自分自身の逆説は2種類のうちどちらか。

相手の逆説を適切に本質まで持っていけているか。

逆説を選択肢として活かせているか。

逆説の対応能力で人の見方も、自分の能力も、視野も大きく変わってきます。

経営者なんかは当たり前のようにこの感覚値のもとで人を見ますから、見透かされないようにうまく逆説対応力を磨きましょう。



人生で多大な影響を与えてくれた名言(言葉)

人生で忘れられない言葉があります。

その言葉たちは自分自身の考え方を大きく転換、もしくは発展させてくれました。

他の人にとっては何の影響もない言葉ですが、当人にとっては心臓を突き刺されたかのような感覚を覚えます。

きっと誰もが一度は経験したことがあると思います。

改めて振り返ってみて僕が影響を受けた言葉は4つありました。

名言

マラソンは一度でも怠けることを覚えたら、もう走れない。

小学校生のとき先生が言ってた言葉です。どうにもこの言葉が幼いながらに頭から離れず、一度でも歩いたらもう走れなくなるという不安からか、体育の授業や自主練習のときに一度も歩きませんでした。

どんなにつらくても止まらず、歩かず、ゆっくりでもいいから走り続けること。

これはマラソンのみならず、僕の人生においての基礎となっています。

 

まだ何も残してないよ。

仕事を辞めようと思い、ふと慕っている部長に話をしたときに言われた言葉です。

スキルも実力も身につき、意気揚々としていた頃の自分に、ぶっ飛ばされたような感覚でした。

結局何も残ってないや。そう感じました。

何も残せない人間が何か成し遂げることなんてできるわけないと考えさせられた言葉です。

これを言われたおかげで、辞めずにそこから4年も会社に居候中です。

 

自分自身だからね。

ヘッドハンティングされて、心が揺れ動いていたときに、社長から言われた言葉です。

結局は環境も何も関係なく、すべては自分自身にあるということです。

目の前にあるエサに飛びつく人になりたいのか、すべての見極めて、その先にあるご馳走を目指すのか、

選択は自分の自由であり、その選択肢を作り出すも自分自身。

 

相手に合わせるじゃなく、自分に合わせさせるんですよ。

辞めていった自分の部下(年上の優秀な女性)に言われた言葉です。

周りを見て、周りに合わせて、気を遣うことは大切ですが、影響力のある人と言うのは周りの人を自分に引き寄せ、自分の色を足していく人だと思います。

尊重や協調性を重んじるばかり、この視点が僕の救いの言葉になりました。

 

これらは決してすごいことは何も言っていないと思います。

歴史的人物が残しているような洗練されてカッコイイ言葉でもありません。

それでも僕の記憶に残り、自分自身を形成する糧となったこの言葉たちは宝です。

 

真の名言とはその人にとってしか価値がなく、その人の記憶に残り続け、その人の人生の指針となる言葉のことを言うのだと思います。



本が教えてくれないプレゼンのコツ

listen carefully

大勢の前でプレゼンすると、必ずと言っていいほど眠たそうにしている人や興味を持ってない人が目に付くものです。

プレゼンする人はどうにかして、つまらなくならないように心がけるかと思いますが、それでもなかなかうまくいかない経験はあると思います。

参考書などの書籍もたくさん出ているので、話し方のスキルや資料の作り方などは学べますが、はっきり言って参考書で使えることなんてほとんどないと個人的には思います。

なぜなら、それらは万人ウケするように、平均的な考え方でしかないからです。

状況や場面、環境や相手の立場までは考慮されておらず、一般的にこうあるべきだ。というようなことしか書いていません。

本来プレゼンで重要なのは、どういう資料がいいのか、どういう話し方がいいのか、ではなく、

どういう人が聴くのか、という視点に立った上で考えなければスタート地点からぶれてしまいます。

とても大事なので繰り返しますが、プレゼンは、どういう人が聴くのかを理解することがまず始めです。

 

さて、プレゼンの相手が一人であればその人がどういう人かを想像して伝わるストーリーを考えればいいですが、

10人以上の場では、誰に対して考えればいいのかという疑問を持つかと思います。

残念ながら、全員を理解することはまず不可能ですし、ましてや全員に対して100%聴いてもらえるプレゼンをするのは不可能です。

ここで参考書などでは、とある一人の人に絞って考えよう。みたいなことを書かれたりもしますが、

僕の場合は、全員に100%伝えることをまずやめます。1人20%ずつだけ全員に伝わるようにします。

1人の人に絞ってしまうと、ほんの一部の人の心は掴めますが、大半は無関心でかったるいプレゼンの場となるでしょう。

全体の話の中で、1人20%ずつだけ、興味を持って聴いてもらえれば十分です。

お笑いと一緒です。個人個人笑いのツボが違うわけですから、芸人は笑いのポイントをたくさん設けますよね?

設けたポイントすべてで笑ってもらえないでも、どこかひとつ、ふたつ大笑いしてもらえれば十分なんです。

プレゼンもすべて聴いてもらおうとせずに、人それぞれ興味を持ったポイントだけ聴いてもらえれば十分という考え方を持つと良いかもしれません。

結果として、全員に何かしら伝わるプレゼンになるわけですから。

 

まとめると、

万人ウケを狙うとつまらない退屈なプレゼンになりますし、その逆で一人にフォーカスすると一人にしか伝わらなくなります。

一人20%ずつ興味を持って聴いてもらえるポイントをたくさん設ければ、全員に聴いてもらえるプレゼンになります。

笑いのツボならぬ、聴くツボを用意することを心がけてみてはいかがでしょう。